2009年9月16日水曜日

2009年葡萄日記 第5回「アジロンダック」


今年も食います色々なブドウ。って事で今期5回目のブドウ日記は「アジロンダック」です。アジロンダックは古くからワイン用にも使われているアメリカ系の色の濃い品種で、今でも勝沼辺りに行くとアジロンダックのワインが手に入ります。ただ、食用としては完熟すると実が房から取れやすく、流通させるのが難しいため果物屋さんの店頭では見かける事は無く、幻のぶどうとも言われていた品種。今回は勝沼のブドウ農園から直接お取り寄せしてみました。

アジロンダックの特徴と言えば、なんと言っても圧倒的な香り。今回お取り寄せした時にも箱を開いた瞬間、部屋中に濃いブドウの香りが広がります。その香りもマスカットのようなものではなく、ブドウ味のガムに使われている、あの香りのままで、人によってはジャンクな印象を受けるかも。実の大きさもデラウエアより一回り大きいくらいで種があり、食べにくいと言えば食べにくいのですが、その味は熟した山葡萄を思わせる甘さとコクがあり、最近作出された人気品種には無い力強さがあります。粒が小さくて種があって、味は濃厚に甘いって、香りの印象は違いますがピノ・ノワールみたですね。

アジロンダックは生で食べても美味しいですが、やはりフルーツソースに加工してみたくなる味と香りです。価格も2kgで1500円と格安でしたから、来年は多めに買って生食と加工で楽しみたいと思います。
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