2009年9月12日土曜日

2009年葡萄日記 第1回「高尾」



今年も食います色々なブドウ。って事で今年初のブドウ日記は「高尾」。1956年に東京都農業試験場で作られた巨峰の改良品種です。巨峰との見た目上の違いは、実が多少小さく細長いことが挙げられます。また栽培方法も巨峰に比べて難しいとされ、品種が誕生してから50年以上経っているにも関わらず、流通量が極端に少ない品種であることが、果物屋さんの店頭を埋め尽くす巨峰との最大の違いでしょう。今回は愛知県の果実園からお取り寄せしました。

気になる高尾の味ですが、甘みが強く適度な酸味があり、果肉がキュッと引き締まっている感じがあります。大変美味しい葡萄なのですが、価格面を考えると種無し巨峰でも良いんじゃないのかな? なんて思う面も。ちなみに僕の購入価格は2kgで3000円と、品質を考えると決して高くは無いのですが、送料が700円掛かっていますから、地元で買えば、それなりの高級葡萄が手に入る出費。個人的には巨峰に比べると味が濃くて美味しいな。とは思うのですが、これは品種に由来するものではなく、お店で買うのとお取り寄せした事による違いかもしれないですしね。

ただ、こうした高級品種で栽培が難しとなると、生産者組合などの情報交流が密に行われている事が予想されるため、巨峰に比べて市場に出回る商品の優劣差が少ないかもしれません。巨峰は好きだけど、お店によって当たり外れがあるなぁ、なんて感じた事のあるひとなら、あえて高尾を選ぶのはアリかもしれませんです。
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