2009年9月14日月曜日

2009年葡萄日記 第3回「パイングレープ」


今年も食います色々なブドウ。って事で今期3回目のブドウ日記は「パイングレープ」。パイナップルの味と香りが楽しめるという、岡山県のブドウ農園から取り寄せたちょっと変わった品種なのです。今回紹介するにあたり名称をパイングレープとしていますが、これはあくまで現段階の商品名で、そもそも和歌山県で発見(固定?)されたばかりの品種で、まだ正式な名称も決まっていないのだとか。なんとなく「パインの味と香りが好きならパイナップルを食えばイイじゃん」という声が聞こえてきそうですが、吟醸酒だってメロンやバナナの香りがすると、それはそれで喜ばれるので、ブドウだってパイナップルの風味がしたって良いじゃないですか(笑

今回手に入れたパイングレープは樹が未だ若い事もあって、本来の魅力を充分に引き出せていないと前置きがありましたが、果実の色は一般的に店頭に並んでいる白ブドウよりも黄色味を帯びていて、どことなくパイナップルをイメージさせるのかも? ただ、早生マスカットなんかも完熟すると黄色っぽく色付きますし、この辺りは出荷時期でどうにでもなりそうな印象。実際に食べてみると微妙に酸味が後味に残る気がするのですが、香りも言うほどパイナップルっぽく無いような…… 

農園の技術が高いのか、単純にブドウとしては甘さとコクが充分にあり、上記の酸味がアクセントになっていて美味しいブドウだとは思うのですが、今の段階で「パイナップル」を前面に押されても違和感がありますね。完熟しても爽やかな酸味が後味を引き締めるブドウというだけで、充分人気が出そうなのですが、やはり話題性としてはパイナップルっぽい方が良いのでしょうか。そのあたり、この品種の真価を知るには、もう少し食べる機会を重ねなければと思います。
にほんブログ村 グルメブログ フルーツへ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿